SDGs@栄眞学園2019 を終えて

本日、栄眞学園高等部にてSDGsのカードゲームを行い、大成功のうちに終えることができました!
名ファシリテーターの横山さん、アシスタントで急遽駆けつけてくださった吉田さん、スタッフの小木曽もありがとうございました。

さて、栄眞学園高等部に通われている生徒さんはもともと学校に通えなかった生徒さんもおり、また、知的にも発達的にもその特性は様々です。

どうしたら全員参加できるか、どうしたら特性上の困難をクリアできるか、どのような場にしたらカードゲームを楽しめるか・・・。

事前に悩むことも多くありましたが、見事にそうした悩みを吹き飛ばしてくれたのは他でもなく参加した生徒たちでした。


はじめは戸惑いながらもなんとかルールを把握しようとします。
この時点で既にパニックになりそうな生徒もいました。
一方で「自分にこんなことなんて…」と、はじめから諦めていた生徒もいました。


しかし時間が経つにつれ、次第に動きが変わり始めます。

数人がルールを理解したことをきっかけに、多くの生徒に伝染していったのです。

そこから先はあっという間でした。
プロジェクト達成後のテーブルには列ができ、テーブル間の動きが流動的になり、マグネットが次々に動いていく様子は良い方向に私を裏切ってくれました。


元々「マグネットが動かなくても有りだ。」とかんがえていたくらいですからね(笑)

まさかこんなにコミュニケーションが生まれるとは思わなかった。

というのが正直なところです。


決して彼らが誰ともコミュニケーションをとれないなどと考えていたわけではありません。

しかし不得意なのは事実なのです。

言いたいことを思ったまま言ってしまう。
時々的外れになってしまう。
感情をこらえきれない。
うまく自己表現ができない。

これらが普通の人以上に重くのしかかる彼らが、こうして意欲的にコミュニケーションを取る姿があった。

今回の大成功と言える理由はここにあります。



さて、本来SDGsは
No one will be left behind
「誰一人として取り残さない」です。

その言葉の意味を彼らが体現してくれたことはとても意義深いことと考えています。


私は彼らが「社会に対して何ができるか」ということを考えるの後で良いと思います。
ただ、自分のこれからの仕事や生き方がどこかで社会と繋がっている、ということを実感できることは大変重要なことです。
社会のために生きなくても良いし社会のために働かなくても良い。

でも社会と繋がっている。
このことが彼らにとって大きな支えです。



もう1つ、今回のワークショップで成功したことがあります。

それは生徒の活動を見守る先生方の姿勢です。
普段の生徒の姿からすると積極的に介入したくなるのが自然なことです。

【カードゲームが始まったのに動かない。
何をしたらいいのか理解できていないのではないか?】

【ペアを作ったのにペアとして動くことができていない。
ペアの間に入ったほうが良いのではないか?】

【パニックになりそうだから放っておけない。
それでもずっとそばにいるべきだろうか?】

きっと困惑する場面は多くあったに違いないのです。
私は一言で言えば「引き際」を伝えていたのだと思います。


目立つほどに手遊びはするし
カードでピラミッドを作るし
体は前後させるし 
…etc

それでも先生方の介入は最小限にとどめ、本当に要所を抑えて関わってもらうことにしていました。


こうした意図を先生方が受け入れてくれたことも今回の成功の一つの鍵です。

でなければ「自分たちで世界を作る」という本来の目的も果たされない。





ですから生徒の動きが活性化するにつれ、先生方が一緒に楽しむことができたことは思わぬ副産物でした。


さて、今回の取り組みは栄眞学園高等部、ファシリテーターの横山さん&吉田さん、そして先生方とスタッフによって成功した1つの事例です。

No one will be left behind.

この言葉が現実のものとなって広がっていく
。こうゆう舎がこの一つのきっかけになれたと確信しています。

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