親子のためのマインドフルネス~オランダから日本へ~

先日、東京大学で行われたオランダ アムステルダム大学スーザン・ボーゲルズ教授による『家族のためのマインドフルネス~親子のレジリエンスを高めるために~』に参加して来ました。

スーザンは、マインドフルネスを子育てに取り入れたマインドフル・ペアレンティングプログラムを開発し、その効果はADHDなどの発達障害を持つ子供を含め、数多くの親子を対象に実証されているようです。

私には小学校4年生の息子がいますが、2歳の頃自閉症スペクトラム障害の診断を受けています。当時は息子の強すぎるこだわりや、特性ゆえの行動に悩み、イライラし、大きな声で怒ってしまう事も多々ありました。また、同年代の子が当たり前に出来る事が出来きず、頭ではわかっていてもショックを受け、心配し不安になり、発達についてとても悩んだ経験があります。

お母さんお父さんは常にマルチタスクが求められます。育児はストレスフルな状態になりやすく、また、発達障害を持つ子供を育てることは時として大きなチャレンジとなります。「あんなこと言わなければよかったかもしれない」「将来この子は大丈夫かしら」と過去や未来にとらわれ、罪悪感を持ったり、心配したり。

セミナーの中で「価値判断を加えない」という言葉が何回も出てきました。それは

今この瞬間に意識を向けることで、自分の体の様子、どんな事を考えどんな感情があるかに気付く事が重要、ということです。

この気付きはとても大切な事だと思います。

また、セミナーの中で【スキーマ(自分の子ども時代の経験から成り立っている自分の考えや生き方の事)とパターン】という項目がありましたが、子育てをしていると心の中がザワザワしたり、怒りを感じたり、不安になったり…誰しもが経験していると思います。

少し話は反れますが、別のプログラムの中で『「安心感の輪」子育てプログラム』というアタッチメントに焦点を当てた親子関係支援プロブラムがあり、その中でもこのザワザワした気持ちについて触れられています。

そのプログラムでは、このザワザワした気持ちがするときの事をシャークミュージック(映画ジョーズのテーマ曲)が鳴ると表現していました。共通していたのは、そのザワザワした感情が沸くのは自分の子ども時代の経験、自分の親との経験から由来していることがとても多くあるという事でした。

これは、先ほどの価値判断にも繋がっている事だと思います。

では、どうしたらいいのか?ここでもマインドフルネスは大変役に立つようです。子供に対して怒りや悲しみ、支配感などの感情を感じた時に、それに瞬間的に反応して子供に対応するのではなく、瞑想することによって自分自身の子ども時代の体験に立ち戻って何かに気付く事が出来ます。

そして、自分の中にあるモヤモヤとした雲=価値観を昇華して穏やかに子供を見守ることが出来るのだと思います。

長くなりましたので、続きは次回に。

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