たまには音楽なんていかが?

元々音楽が身近にある環境で育ってきたこともあってどのような音楽にも届く範囲で手を出しています。

ときどき生々しい詞を歌っている楽曲もありますが、子どもの心性をうたった音楽というのはあまり聞きません(知らないだけだと思います)。
それでもたまたま出会った音楽にはそれこそ深く感銘を受けたりするから面白いものです。

ケツメイシが歌っている「papamama syndrome」という歌があるのですが、これは初めて聞いたときに一言「うまい。」と思いました。自身も完全に子どもの心性を理解しきっていると思いませんが、それでも子どもの内面を理解するには良い一曲だと思います。例えば一部を引用すると

papa mama
どうしよう きっと僕のせい
僕がにんじんを残したせいじゃない?
僕が好きキライをなくさないから
世界が、また、ダメになってく
(ケツメイシ「papamamasyndrome」)

大人から見ると「そんな大げさな。」と思うかもしれませんが、自身の起こした行為が世界と分離していない状態は未分化な状態であり、生後の子どもの発達過程における一段階として考えられています。むしろこの未分化な状態のうちに他者の感情が自身の感情と同一視されることで感情に対する理解が深まるきっかけになると考えられています。次第に自己と他者が区別されるにつれて、他者にも独立した感情があるということを客観的に捉えることができるようになります。
この分化はある時期を境に急激に行われることではありません。成長と合わせて次第に周囲の環境と自身を分化させていくので、どの程度分化できているかはその個人の発育程度によります。
この歌に限らず世界と自己が未分化な様子を表していることは様々な場面で見られます。言い換えればこれが子どもの頭の柔軟性の元といえるかもしれません。

だから何も大げさなことではなく、これが自然な心性だと考えることができるのです。
ちなみにこの歌は子どもが悲しんでいる、そして悲しみを感じながら必死で親に気に入られようとしている姿をうたっている歌ですから、聞く人によっては虐待の象徴として聞こえるかもしれませんね。
でも、先ほども述べたように基本的には自然な心性であって、その心の状態にある一場面をうたっているとも言えます。そしてその一場面はそんなに特殊な場面でもありません。
興味を持った方はぜひ一度耳を傾けてみてください。

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