第1回ユースワーカー講座のご報告

無事に第1回のユースワーカー講座が終了いたしました。

初回なのであまり本格的な事例検討はやらない予定でしたが気づけばやっぱり盛り上がる。
扱った事例をここで紹介できないのが残念ですが、簡単に導き出された背景や支援をまとめようと思います。

今回の課題は「支援に目標を設定すべきか」という切り口から、支援目標を立てるべきという前提で議論してもらいました。そして支援目標はできる限り具体的にしてもらうということで話を進めました。

さて、事例に対して参加者は同じ情報が与えられました。事例検討というくらいですから、児童は何らかの問題を抱えているということになりますが、第一の課題はその児童の問題を生み出している背景について考える、という内容です。

早速2つに割れました。1つは学校環境、1つは家庭環境に起因するのではないか、という意見です。きれいな分かれ方でした(笑)

ここで「2つとも考えられる」というのは確かです。そうなのです。2つとも児童に影響を及ぼしていることは間違いありません。しかしどちらが優先されるか、というのが重要なので「どちらを優先して考えるべきか。」という課題が2番目に設定されました。

3番目には「では具体的な支援としてどのような支援内容があるのか。」というテーマで議論しました。
ここでも「家庭を交えて交流し、話し合うべき」「学校以外でコミュニティを見つけ新しい人間関係を構築すべき」という意見がありました。

ここで

「両方のパターンが考えられる。人それぞれだよね。」と言ってしまえばそれまでなんです。

ここで終わることはありません。講座の目的はその先にあります。そのためさらに
「確かに、社会資源やある環境に目を向けて活用しようとする支援も重要です。ですが考えてみてほしい。支援は1対1からスタートするので、まずは個人でできることが何かを考えてもらいたい。」とわがままをぶつけた主催者です。

そして
・作業を共に行う
・傾聴する

といった内容が生まれてきました。
これ、文章だけ読むとシンプルな答えです。ところがここに至るまでに1つの背景を理解したところからスタートし、自身の特技や長所を振り返り、かつ相手のためにその力を活用するという1つの思考訓練が含まれています。そしてそれまで何気なく行っていた関りも、細かく筋道を立ててみていくと意外に多くの思考が含まれていることが分かります。具現化されたときの「何気なさ」をより意識化していくのもこの講座の目的です(就活にも使える)。

 

後半では

①何を動機に支援しているのか
②支援を通してどのようなことを得たいのか

を中心に自己考察を行いました。このように自身の背景に何があるのかを知ることも、支援にとって重要なことだと考えています。

さて、まだまだお席は空いております。
繰り返しになりますがこの講座では可能な限り曖昧さを排除し、具体的かつ効果的な支援方法を模索していくことを事例を通して探していきます。これまでの関りを通して
「こんな子がいて・・・。」と悩んでいる方、「新しいかかわり方を見つけたい。」という好奇心旺盛な方、ぜひお越しください。追って第2回の講座案内をさせていただきます。

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