1人に対し100通りの見方をする


日常的に出会う児童も含め、ユースワーカーは実に多彩な児童との出会いがあります。

キャンプや無料学習塾、学童をはじめとして出会う形も様々ですが、出会った児童に対して多くの情報を知っていた場合とそうでない場合があると思います。
どちらであっても出会った児童に対する印象や人格は、その後の関係づくりの中で構築されていくものです。事前に情報を得ていることで有利に働く場合もあれば、反対に偏見となり関りに支障となる場合もあるのです。
こうした事前に知っている、知らないを含め、支援者ははじめ各々の見解に基づいて児童を捉えます。ときには見当違いのこともあるでしょう。関りが深まる中で第一印象と異なった姿が見えてくることも珍しくありません。

支援を志す人たちにとって、目の前の人物をできる限り理解してあげたいと考えることは自然なことです。ただ、人物を捉えるときに重要なのは支援する側の先入観は最大限排除されなければなりません。
この先入観には感情的な移入も含まれるので、やはり感情的な価値観に依存したままではこの先入観から脱しきれないのではないかと思うのです。
ただし、いくら先入観や偏見を排除したからと言って、そのとき支援者が同じ見方をできるようになるかというとそうではありません。

この先は気づかないうちに各自がとらわれている「思考のクセ」や「見方」が残っているのです。

ここに講座や意見交換会によって確認する意義があると思うのです。
1人に対して支援者が1人である場合、この先入観を排除する作業は1人で行われる傾向にあります。特にボランティアはその傾向が強いのが現状です。
個人情報の保護によるものか相談者の数が少ない為かはわかりませんが、この先入観を脱して新しい見方をしてあげられることも1つの支援です。
この新しい支援を学ぶことで自身の性格が変わることはありません。むしろ人間関係を通して学んだ先に自身が見えてくることも大いに起こり得るのです。そしてその先に行われた支援も決して同質ではなく各々の関係性が構築されていくのだから面白い。100どころか1000にも1万にも増えることでしょう。

新しい支援の可能性を広げていく。
講座を通して実感として得ていただければと思います。

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